愛知県新城市出身。名古屋大学工学部機械工学科卒業後、1980年日本電装(現・デンソー)に入社。生産技術部・工程設計課にて、自動車部品の全自動生産システムの開発・導入に携わる。
その後、難度の高い組立技術開発や、製品の作りやすさを考慮した設計(DFMA)手法の開発に従事。その間、スタンフォード大学経営大学院に留学し、経営工学修士課程を修了。帰国後は、自動車用センサーやECUなどのエレクトロニクス製品を対象とした自動化システムの企画・導入を推進。
海外では1990年および2008年の2度にわたり、通算16年間にわたってデンソー北米本社に出向。カナダやメキシコを含む北米の生産子会社に対し、地域の実情に合った製造管理技術の向上を支援するとともに、域内最適な生産体制作りに尽力。
2019年に日本へ帰国後、タイで実施された日泰連携プロジェクト「LASI(Lean Automation for SIers)」に参画。併せて、日本国内においても、「Lean Automation School」と命名した実践型研修の企画・立ち上げ、運営を主導。設備計画から運用までを俯瞰する視点、疑似体験による実践的なスキル習得、議論による気づきを重視したその取り組みが評価され、2023年にグッドデザイン賞を受賞。
同年、再雇用契約の満了に伴いデンソーを退職し、合同会社J&Jコンサルティングを設立し、“リーン×テクノロジー”の視点から、クライアントの生産性向上と現場の革新を支援しています。